PROGRESS工法の紹介
安全・快適に末永く大切な我が家にお住まいいただくために。
地震、津波などの災害に強い工法や、高品質の断熱工法についてご紹介いたします。
重量鉄鋼DJ工法
私は重量鉄鋼DJ工法を推奨します
長年の住宅設計の経験から、今後起こり得る大災害の中で,自分や家族の命を守るために何が必要かを考えたとき、強靭でさらに粘り強い特性を持った重量鉄骨造にたどり着きます。
その中でも、さらに品質が安定し強度もアップしたDJ(ダイアフラムジョイント)工法を採用し、建物の構造強度を建築基準法の1.5倍以上確保しています。
木造や軽量鉄骨造のように筋違やブレースに大きな力を負担させる構造は、強度の限界値が低く、すぐに倒壊してしまいますが、重量鉄骨DJ工法は非常に粘り強く、揺れ自体の基準値を超えても、倒壊するまでには相当の余裕があります。
東日本大震災のような津波が押し寄せたとき、木造や軽量鉄骨で使われる簡単なアンカーボルトでは津波の力に耐えきれず一緒に流されてしまいますが、非常に頑強な基礎ベース金物によって接合された柱は、きっとあなたとあなたの家族の命を大きな津波から守ってくれることでしょう。
また、長寿命の住宅は、家族構成の変化にも対応できなければいけません。重量鉄骨DJ工法で建てた家は、室内の間仕切りを自由に作りかえることができますので、将来のリフォームにもストレスなく対応できます。
重量鉄骨ってなに?
重量鉄骨とは、厚さ6mm以上の構造用鋼材のことです。
主にビルやマンションなどの高層建築に使用され、極めて強靭な鋼材を素材として組み立てた構造なので、
力学的にも非常に優れています。
たとえば250mm角の重量鉄骨は、一般的な木造柱の40倍の強度を誇ります。
ハウスメーカーでよく使われている厚さ2.3mmの鉄骨は軽量鉄骨と呼ばれ、強度的には木造とほぼ同等の
強度しかありませんが、各メーカーそれぞれにブレスの性能を考え耐震性を向上しています。
重量鉄骨+DJ工法でさらに強く・・・
重量鉄骨の強さをさらに強く安定した構造にするために、
ダイアフラムジョイント(DJ)を使用することで断面欠損が無くなり、
従来の1.3倍の曲げモーメントに耐えることができます。
DJコアを使用することで、仕口の規格化が図られ加工品質の向上も期待できます。
頑強な重量鉄骨を支える頑強な基礎構造
安定した基礎を形成するためのベースパック柱脚工法は非常に高い固定度を有し、重量鉄骨構造の力をしっかりと受け止めます。
鉄骨造本来の特徴である耐震性を損なわないように保有体力接合を満たし、伸び能力のあるアンカーボルトと溶接性に優れたベースプレートを用い粘り強く建物の倒壊を防ぎます。
3つのメリット
大津波から大切な命を守る
東日本大震災で10mを超える津波に襲われながらも、その強固な重量鉄骨と頑強な基礎によって流されることなく残っていた建物が強く印象に残っています。
この強さによって救われた命がたくさんあります。
あの震災以降、重量鉄骨住宅への関心が高まり、さまざなお問い合わせが多く寄せられ、今後起こり得るマグニチュード8クラスの地震に備える強い意識が感じられます。
木造にはできない大空間・大開口
重量鉄骨はもともと高層ビルやマンションに使用される構造材です。
従って部屋内に構造壁を必要としませんので、
木造では実現不可能な大空間と大開口が実現できます。
これにより設計段階でのストレスが無くなり、思い通りの設計ができます。
2世代、3世代と住み継ぐために
重量鉄骨で建てられた住宅は長寿命なのはもちろんですが、部屋内に構造壁を必要としない為、室内の全ての壁を撤去してリフォームすることができます。
長く住み続けるためには、家族構成の変化や、生活スタイルの変化に対応していく必要がありますが、重量鉄骨住宅はそのすべてに対応するための能力を備えています。
重量鉄鋼DJ工法
私は断熱材にネオマフォーム外断熱工法を推奨します
現在住宅で使用される断熱材の種類は、自然系のセルロースファイバー、鉱物系のグラスウール、プラスチック系の硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォームなどがありますがそれぞれに一長一短があり、
これらの利点を集めたのが「ネオマフォーム」と言っても過言ではありません。
原料は熱硬化樹脂であるフェノール樹脂。多くのプラスチックが熱を受けると解けるのに対し、このフェノール樹脂は熱を受けると硬化するという特性を持っています。
身近なところでは、鍋やフライパンの取っ手などによく使われています。この事からも非常に燃えにくい材料であることが解ると思いますが、このネオマフォームの最大の特徴は断熱性能です。
λ=0.020という断熱性能はもちろん世界最高レベルで、同じ断熱性能であればほかの断熱材よりも薄くすることができます。
鉄骨造はもともと外気温度の熱橋が問題視される為、外断熱工法を採用していますが、この際に問題になるのが外壁材の重量です。やわらかい断熱材の上に重い外壁材を使用すると、断熱材が変形し、外壁に悪影響を及ぼします。従ってこのネオマフォームは断熱性能が優れている分材料を薄くすることができ、外断熱工法には最良の素材であると考えます。
場合によっては、内断熱と併用したハイブリッド断熱にもできます。